日本全国の代表的な祭りと郷土芸能を集めた「新宿から世界へメッセージ・これぞ日本の祭り」が8月24日から26日までの3日間、東京・新宿の新宿コマ劇場で開かれた。日本ツーリズム産業団体連合会、国際観光振興機構、日本観光協会、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)実施本部事務局などで構成する同祭の実行委員会が主催。各日2回、計6回の公演を国内の一般客や、海外からの訪日客が楽しんだ。
この祭りはVJC地方連携事業の一環として国土交通省関東運輸局が支援して行われたもので、同イベントを盛り込んだ訪日旅行の催行促進や、会場となった新宿・歌舞伎町のイメージアップなどを狙いに開催。初日1回目の公演には冬柴鉄三・国土交通相があいさつに立ち、「祭りは観光資源の代表。2010年までに訪日客1千万人を目指すVJCを展開しているが、その中で祭りが占める地位は非常に大きい。きょうおいでの1人ひとりが(祭りの開催地に)足を運び、感動を受けてほしい」と、イベントの開催趣旨を交えてあいさつした。
約2時間の公演では、沖縄県の琉球舞踊を皮切りに、阿波踊り(徳島県)、佐渡おけさ(新潟県)、花笠踊り(山形県)など、おなじみの祭りが次々と登場。客席と一体のパフォーマンスを繰り広げた。
また今年の日中国交正常化35周年、朝鮮通信使400年を記念して、中国、韓国の伝統芸能も披露された。
華やかな琉球舞踊で祭りがスタート